Day2 : 無事ルクラ着、トレッキングをスタート

Day2 : 4/15↑293m↓528m
7:00ラムチャップ空港
(2,800m)		　
9:00ルクラ空港
(2,840m)		7.5km
12:00(泊)パクディン
(2,610m)

いざルクラへ

ラメチャプの宿は空港のすぐ隣、朝、目を覚ますと既に、なんとなく空港がザワザワしていて、今日は無事に飛びそうだと分かります。

朝5:00過ぎに空港に行くと、世界中から集まったトレッカーが受付窓口に大きな荷物を積み上げて手続きをしています。みな楽しそうで、外国来たんだなぁ、とワクワクする風景です。朝一番の便と聞いてましたが、どうやら、昨日の午後、飛ばなかった便の客が優先ということで、結局、一時間以上空港で待つことに。少し待つのは当たり前、飛べばラッキー、ということらしい。


ラメチャプ空港からルクラ空港までの飛行時間は15分弱、航空会社3社がピストン輸送する仕組み。

飛行機には20人程度乗れる。天気は曇が多いので飛行機からの眺望は厳しそうだけど、ゲルブが「左側の羽根が邪魔にならない席がいい」ということで席取りのため搭乗前から並んで待つ指示？に従うが、こんな所も日本人専門シェルパの気遣いだな、と思う。

7時過ぎに搭乗、予定通り眺望の良い席に座れた。すぐに離陸。今日は風も無く非常に穏やか、揺れて怖い、という事前情報でしたが、全く平穏、ボンヤリとだけど予想に反して遠く世界の屋根の山々の様子を雲の合間から眺めることもでき、やっぱり自分の目で見ると違うなぁ、凄いなぁ、と大感激、これから、あそこに行くのか、と思うとテンションあがります。

ルクラ空港は「世界で一番怖い飛行場」と言われているんですが、至って静かに着陸、少しスリリングな着陸を期待していたので、なんだか期待外れなくらい。
タラップを降りると、雪を被ったキレイな山が目の前に、 聞くと6,000m近くということで（後で調べるとNupla [ヌプラ] 5,878m）今回、5,500mまで行くので、あそこ近くまで行くんだなぁ、と思う。

トレッキングをスタート

ルクラを出てしばらく歩くと、写真で見たエベレスト街道らしい風景が始まりワクワク感が高まります。ヤクだと思ってましたが、ヤクは気温が高い低地には住めないので、この辺りにいるのは水牛ということ。
これから目指すルートは世界自然遺産に登録されているサガルマータ国立公園の中にあり、入り口にあるチェックポイントで顔写真付きのIDを提出して入域料(3,200円らしい)を支払うことになっています。

チェックポイントには世界中から集まったトレッカーがたむろしています。９割は欧米の人。ちなみに、このツアー中、接触のあった日本人は５～６人？　とても少ない印象です。

近くの山の風景は奥多摩と大差ないのに標高は3,000m近くあるし、視界が開けて見えるのは6,000m超えの山々で、日本との違いを楽しみながら歩いてお昼前にはパクディンのロッジに到着。凄くキレイで可愛い建物で設備も快適です。

今日はロッジのご主人の娘さんの誕生日ということで夕食後の誕生日会にお呼ばれ、ケーキのお裾分けも頂きました。

目次に戻る　次へ




















コメント

コメントを投稿

このブログの人気の投稿

はるばるエベレストを見に行く

イメージ
はじめに 以前から歩いてみたいとは思っていたけれど、高山病も怖いし、まぁ、ふつう行かないよな、行けない理由は沢山あるよな、と諦めていたエベレスト街道を歩くことができました。 あれこれ準備を進めていても、いざ出発する当日になっても「本当に行くのか？」と半信半疑で中止の理由を考えたり「高山病も心配だし、俺程度の経験者が本当に行っていいのか？」という不安を抱えての出発でしたが、終わってみれば還暦過ぎのオッサンには余りある刺激と想定を超えた絶景に感動する毎日でしたので、少し詳細に記録しておきたいと思います。 目次 Day0 :  準備あれこれ Day1 : 遠すぎるラムチャップ Day2 : 無事ルクラ着、トレッキングをスタート Day3 : ナムチェ・バザールへ Day4 : いよいよ4,000mへ Day5 : 4,000mで高度順応 Day6: 高度順応は順調、マチェルモに到着 Day7 : いよいよゴーキョへ Day8: ゴーキョピークに立つ Day9 : 氷河を渡ってタンナへ Day10 : チョーラパス越へロブチェへ Day11 : これがエベレスト・ベースキャンプだ Day12 : 最後の山場はカラパタール Day13 : もう残り３日 Day14 : ナムチェも過ぎパクディンまで Day15 : 最終日、終わってしまった… 番外編(Comming Soon) 持ち物編 カトマンズ観光編 お土産編 トレッキング中の食事、宿、トイレ編 充電、Wifi環境編 今回歩いたコース 今回歩いたのはエベレスト街道の玄関口であるルクラからナムチェ・バザールを経てゴーキョピーク、チョーラパスを経てエベレスト・ベースキャンプに寄った後カルパタールに登りルクラに戻る周回コースになります。 これを14日間で歩いてきました。 ヤマレコでルートでルート作成するとこんな感じ。 GPSが一部取れてなかったりで使い物にならなず、日々の記録の先頭に距離、標高差は、ヤマレコの数値を載せています。出発・到着時間もアバウトです。 次へ  
続きを読む

Day0 : 準備あれこれ

イメージ
 エベレストに行こう、いや、行かねばならぬ 会社を少し早くリタイヤした理由は、会社の経営がグチヤグチャになり居場所が無くなったこともあるけど、それよりも、 ヨボヨボのジジイになって引退して何が楽しいの？ 体がう動くうちに好きなことをやらなくて後悔しないの？ このまま今の仕事を数年続けるって見苦しくないの？ と強く思って辞めたんだから、見たい筈のエベレストも見に行かないなら、何のために会社辞めたんだ？と自分を鼓舞して追い込んだことが、実現への最初の一歩だったかな。 ここで弱気が出て「やりたいこともやれない」自分になったら、これから何年生きるのか分からないけど、きっと引き籠りのイヤなジジイになってしまうに違いない。 だから「行かねばならぬ」 ツアーを選ぶ 最初に見つけたツアーは、海外トレッキングを扱う日本の代理店の中では老舗で安心感のありそうな会社のもので、20名ほどの団体でエベレスト・ベースキャンプまで東京発着の往復18日間の日程。団体活動はメチャ苦手なんだけど、ふつうの海外旅行にも慣れていないオッサンが5,000m越える海外トレッキングに初めて参加するんだから団体の方が安心だよね、ということで詳細をメールで確認すると、参加者の大半は還暦過ぎの高齢者だということで、尚よし、と速攻で申込み。こういうのは勢いでやらないと駄目ですよね。 その後、昔の会社の同僚の山好きの女性がエベレスト街道ツアーに参加した話を聞いていたので、念のため詳しく話を聞いてみると、彼女は個人ツアーで、シェルパとポーターを専任で雇って出かけたんだけど、ゲルブという名前のシェルパが親切でとても良かった、というこ話。早速、同じツアー会社に連絡すると、同じゲルブ・シェルパでＯＫ、コースも周回ルートにカスタマイズして貰えるということで、こちらの会社で即決しました。 結果的には、個人ツアーで大正解、というか、私には自由の利かない団体行動は無理だったなぁ、と思うし、ゲルブは聞いていたとおり日本語は堪能で経験も豊富、素晴らしいホスピタリティで、もう言うことなしの選択だったと思います。 準備あれこれ ツアー申し込みが2月末、出発の4月14日まで１か月ちょっと。なにせ海外トレッキングなんて初めてだし、当然、5,000m超のヒマラヤ行く装備って何が必要なのか、なんて全く分からず、あれこれネットで調べて、ツアー会社...
続きを読む

Day1 : 遠すぎるラムチャップ

イメージ
 いよいよ出発 当日４／１３、羽田発は日付を回った４／１４の０：２０発のバンコク経由カトマンズ行きタイ航空です。 羽田発で移動は楽なんですが、２５ｋｇ越えのスーツケースを転がして、暗くなってきた１９：００過ぎに、雨の降る中、「ホント行くの？」とため息が出そうな気分になるのを叱咤して家を出ました。 バンコクでの長いトランジットを耐え、ネパールの玄関口、カトマンズ／トリブバン国際空港についたのは１３：００過ぎ、スーツケースが出てくるのを３０分待って、ようやくシェルパのゲルブと合流すると、みるからに優しそうなオッサンで話も合いそうだし、聞いていた通り日本語もベラベラで、ホッとしました。 シェルパというのは種族の名前で、苗字なんだそうで、氏名は、ゲルブ・シェルパなんですね。 ちなみに、ネパールには約１２０の種族があり、それぞれ言葉も違うとのことで、それが混ざり合って生活してるんだ思うと、日本のような島国の単一民族とは歴史も文化も別の視点でみないと駄目ですね。 ラムチャップ空港までの過酷な移動 エベレスト街道の入り口はルクラという空港になります。昔はカトマンズからルクラまで国内便で直接飛ぶことができましたが、現在は、ほとんどの場合、カトマンズからラメチャプ空港まで車で数時間移動して、ラメチャプ空港からルクラに飛ぶことになっています。エベレスト街道のトレッキング客が多くカトマンズが混雑して飛べないことが理由らしいです。 事前の説明では、車移動は４－５時間ということでしたし、私は個人ツアーなので、車も広々使えて楽なはず、と思ってましたが、これが想像を超える難路で、日本の未舗装路は山歩きで慣れている積りですが、すれ違いもギリギリ、ガードレールもなく落ちたら確実に死ねる、まさに道なき道をガンガン飛ばして６時間以上、同乗しているゲルブが車酔いでダウンするほどで、今回のエベレスト街道ツアーを通じて最難関の核心部、いい思い出にはなりました。 目次に戻る 　 次へ
続きを読む