Day10 : チョーラパス越へロブチェへ

Day9: 4/23↑1018m↓776m
6:00タンナ
(4,765m)
14.8km
15:00(泊)ロブチェ
(4,930m)

難関チョーラパスを越える

今日は、今回のツアーの中で一番難度が高いと聞いているチョーラパスを越えるということで少し緊張気味ですが、先日のゴーキョピークの経験で高度に対する不安が随分払拭されているので楽しく歩けそうです。

当初計画では、今日の行程はチョーラパスを超えてゾンラ泊でしたが、体調がすこぶる良いのでゾンラでランチをした後、ロブチェまで進んでしまうことにしました。5,000m超の高地で標高差1,000m、距離15km、コースタイム10時間ということで、かなりチャレンジャブルな計画ですが、高度の問題がないから大丈夫というと、ゲルブも許可してくれました。

今日も快晴、それにしても、なんで、こんなに、毎日、快晴なんだぁ!?
全部の運を使い果たしているんだろうな。
チョーラパスは正面の峠、下から眺めると、この高度でこれ登るの?と思うほどの急登ですが、登りは好きだし、まぁ、北高尾でもフツーにあるよね、と思えば不安より楽しみが勝ります。
チョーラパスへの取付きは見上げるような急登です。足元はガレ場、所々、カチコチに凍っているので気を付けて登ります。

切り立った崖をトラバースしています。下を見ると、十分高度感がありますし、足元は狭く、浮石も多く、氷が付いているので、ちょっと緊張しながら慎重に登ります。


踊り場からチョーラパスを見上げています。あと半分くらいかな。

チョーラパに着きました。結構シンドイ登りでしたが、適度な緊張感もあり、楽しい登り、というか、考えてみると、エベレスト街道に来て、初めて登った感がある登りで、登山したな、という感じです。
パスの上には充電機があって、多くのトレッカーが競い合うようにスマホの充電をしています。これも日本では見ない光景ですね。

ちなみに、エベレスト街道の充電とWifi事情について。
ナムチェ近辺のロッジには部屋にコンセントがあるので自由に充電できましたが、標高があがるとスマホ充電は1,000円/1時間、モバイルバッテリーは2,000円/満タンとか、ロッジによって値段に差があります。当然、有料で上に行くほど高い。Wifiも同じで、下はロッジの無料Wifiがありますが上の方は1,500円/24時間てな感じ。Wifiはスターリンクらしいから、ここでもイーロンのお世話になっているんだ、と思いました。Wifiはともかく充電は割高に感じる値段設定なので峠の上の充電スタンドに群がるもの無理はないかな。

私は、写真のようなソーラパネルをザックにぶら下げて少しでも充電しようとトライしてました。公称10Wのパネルですが、天気が良かったこともあり太陽を背にして歩いてれば、それなりに充電してくれました。
ロッジで休んでいる時間が長いので、その間も日当たりの良い所に置いて充電してたので、ソコソコ、役に立ったかな。
パスの上から下を見ると、大きな雪渓が広がっており、トレッカーがこちらに向かって来るのが見えます。彼らは私とは逆回りでエベレスト・ベースキャンプから来た人たちですね。

この下り斜面と雪渓が今回のツアーで唯一チェンスパを使う場所で多くのトレッカーが装着してましたが、シャーベット状の雪でしたので私とゲルブはツボ足で歩きました。

雪渓を過ぎると、すぐにゾンラのロッジです。ここで少し早めのランチ休憩、フライドライスをチョイス、これにもお世話になりました。少し日本的なシットリしたコメ、しっかりした味付けで美味です。

ゾンラをあとに、今日の宿、ロブチェまで4時間歩きます。
距離はありますが平坦な歩きやすい道が続きます。何より景色が素晴らしい。これぞエベレスト街道という絶景ロードが続きます。

ロブチェ・ピークに登る人たちのためのベースキャンプが見えてきました。
ネパールでは、6,000mを超えると登山というらしく、それ以下はトレッキング、現地の人の感覚では散歩なんでしょうね。
ロブチェ・ピークは6,119mで、「エベレストで登山をした」と言いたい人の初心者コースでもあり、ホントにエベレストを目指す人のトレーニング場所になっているそうです。
ベースキャンプを過ぎるとロブチェのロッジです。今日は、チョーラパスで登山らしい山登りもできたし、長めの距離を楽しく歩いて、心地よい疲れで良く寝れそう。

明日は、いよいよ、エベレスト・ベースキャンプに向かいます。

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